TEL

やちむんとは

Yachimun

青い布の上に並ぶやちむんの器

やちむんとは、沖縄の言葉で「焼物」のこと。
三百年をこえて島の暮らしとともに育ってきた器です。
厚みのあるおおらかな形、指になじむ縁のまるみ、藍や飴色にひろがる釉薬。
ひとつとして同じものはありません。

土と炎のこと

やちむんには、大きくふたつの顔があります。
釉薬をかけずに焼き締める荒焼(アラヤチ)と、
白い化粧土に絵付けをほどこした上焼(ジョーヤチ)。
荒焼は泡盛の甕や水甕として、上焼は膳を彩る器として、
それぞれの役目を担ってきました。
どちらも使うために生まれた形。飾って眺めるのもまた楽しみです。

工房に並ぶやちむんの器

文様のこと

やちむんの文様は、大きくのびやかです。
魚紋は豊漁、唐草はいのちの連なり。実りへの願いのかたち。
色は呉須の藍、飴色、オーグスヤーと呼ばれる緑。
線彫りで掻き落とし、イッチンで泥を盛る。
手の跡がそのまま景色になります。
同じ文様でも、作家によって線のはこびがまるで違います。

やちむんの小皿を手に取る

Makers

取り扱い作家さんの紹介

藍の唐草が描かれた陶芸こまがたの湯呑み

陶芸こまがた(うるま市)

厚みのある白化粧に、のびやかな筆づかい。
日々の食卓でくり返し使いたくなる、飽きのこない器です。

珊瑚のような縁取りをまとった螢窯の青い皿と徳利

螢窯(大宜味村)

珊瑚のような起伏をまとった、ほかでは見かけない器。
手にとるたび、光の当たり方で表情が変わります。

ちいさな家がえがかれた cococo のマグカップ

cococo(南城市)

ちいさなおうちがのぞいたり、うつわ自体が湖のかたちだったり。
小人がひっそり暮らしていそうな、物語のある世界。

星が散りばめられた瑠璃色のきら星工房の器

きら星工房(うるま市)

島の海をうつしたような青を基調にした器。
食卓に一枚あるだけで、涼やかな景色が生まれます。

緑釉と線彫りをあしらった眞正陶房の皿

眞正陶房(那覇市)

毎日つかう器なのに、手にとると気持ちがふっと明るくなる。
そんな愛らしいシリーズがそろっています。

色とりどりの小皿にのった工房TAMAのシーサーの箸置き

工房TAMA(恩納村)

猫やゆかいなキャラクターが顔をのぞかせる器たち。
食卓にちいさな物語が生まれます。

木の棚に並ぶ青烽窯の器

青烽窯(西表島)

西表島の土と、鈴石などその島ならではの鉱物からうまれる器。
澄んだルリ釉のものと、南蛮焼締のものがあります。

いちむし堂の器

いちむし堂(大宜味村)

「いちむし」は、沖縄の言葉でいきもののこと。
やんばるの鳥や虫たちが、のびやかに器の上にあらわれます。

工房Ruuの器

工房Ruu(今帰仁村)

独自に調合した釉薬から生まれる、表情ゆたかな器。
釉のうつろいを、ぜひ手にとってご覧ください。

クバの葉を線彫りであらわしたやちむん結の湯呑み

やちむん結(糸満市)

沖縄で神聖とされるクバの葉を、線彫りであらわした文様。
「いい風が吹きますように」という願いがこめられています。

くばやーの器

くばやー(那覇市)

色とりどりの釉薬をつかった、ポップで華やかな器の工房。
食卓がぱっと明るくなる一枚を、ショップでご覧ください。

Crafts

やちむん以外の工芸品

器のほかにも、紅型・琉球ガラス・琉球張子など、
沖縄の手しごとをお取り扱いしています。

のんとみ工房の紅型

紅型

のんとみ工房(南城市)

島の自然が見せる色とかたちから、あたらしい模様をおこす工房。和紙に、紅型の技法で一枚ずつ型染めしています。

細身のフォルムをしたてとてとの琉球ガラスのグラス

琉球ガラス

てとてと(うるま市/再生ガラス工房)

役目を終えたガラスをもう一度熔かして、あたらしいかたちにする工房。厚手の器が多い琉球ガラスのなかで、すっと細身の輪郭が印象に残ります。

工房たそがれ屋の琉球張子

琉球張子

工房たそがれ屋

月桃紙を型に重ねて起こし、手描きで彩色する沖縄の郷土玩具。ひょうきんな表情に、島の縁起がこめられています。